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所蔵品の紹介
生死の文化
割蛤張懸兜
作品名
割蛤張懸兜
時代
安土桃山
作者
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データ
左右の耳のような蛤(はまぐり)の内面は金箔押し。特異な造形を用いながら、見事な芸術性をかもし出している。
コメント
はまぐりは、口を開くことが大変難しいことから「口を割らない」ことの象徴にもなってきました。この兜は、そうした難攻不落のはまぐりさえも割り進んでみせるという、武将の意気込みを示しているのでしょうか。装飾過多にならない、特異ながら見事な形状の中に、武将としての存在感を際立たせる高い芸術性が備わっています。